大切にしたい「営業に寄り添う経理」

昔は、経理と営業は切っても切れない関係性であることが多く、領収書の処理一つでも疑問に感じたことがあれば営業に確認し、生きた領収書かどうかを確認する事がごく一般的でした。
しかし、今はこのようなやりとりはほぼ省略されている企業のほうが一般的で、金額や内容を機械的に確認して処理するケースがほとんどです。

もちろん、それが業務の効率化に繋がっていることは否定しませんが、中には、結果として営業活動を円滑にするために使われた経費なのにマニュアルに反していると認めてもらえない場合もあります。

マニュアル通りに経理業務を行うことで、しっかりと会社のお金の流れを見通すことが出来るため、昔のやり方の方が良かったと言い切ることは出来ませんが、少し疑問を持つような領収書があればすぐに拒否するのではなく、一度営業に相談して経緯を確認するなど、歩み寄ることが出来る経理業務がもっと浸透すれば嬉しいと思っています。

経理業務は、ただお金の流れを追うだけではなく、会社全体の動きを見極めながら、社員が気持ち良く仕事が出来る環境を整えるのも重要な役割だと思います。