世の中に広く普及し、今ではごく一般的になっているインターネットバンキングですが、備わっている機能について、違いや特徴をきちんと説明出来るでしょうか。
今回は、利用する方も多い「振込振替」「総合振込」「給与振込」の特徴と違いについてご紹介したいと思います。
・「振込振替」とは?
振込振替は、送金先ごとに振込データを作成し、伝送・承認していく送金方法です。
最もベーシックな送金方法といえます。
インターネットバンキングに口座名義の修正機能が付帯されている事も多く、金融機関・支店・預金種別・口座番号が正しければ、名義が誤っていても承認時に修正されて振込エラーが発生しません。
また、支払日当日の承認で送金が出来るため、緊急の支払いがある場合には便利です。
・「総合振込」とは?
総合振込は、複数・大量の送金をまとめて1つのデータとして作成し、一括で伝送・承認をします。
振込振替とは異なり、申請と承認が1回で済むのが特徴です。
会計ソフトで出力したデータやCSVデータを取り込める事も多いため、うまく活用すれば経理業務の事務手続きを軽減することが出来ます。
・「給与振込」とは?
給与振込も、総合振込と同様に、複数・大量の送金を一括で伝送・承認します。
ただ、給与振込機能をオプションとして提供しているケースもあり、その場合は月額基本使用料が上がってしまうこともあります。
その代わり、振込手数料が優遇されていることもあるので、機能を利用する前にはしっかりとチェックをしておくと良いでしょう。
また、承認時限が支払い日の2~3営業日前とやや早めに設定されている場合が多いことも注意すべき点です。
同じ振込作業でも、種類によって扱うデータや処理までにかかる時間が異なります。
適切な処理が出来ているか、随時確認しながら進める癖をつけておくと安心です。