7月にあったKDDI(au)の通信障害は、個人・法人ともに多くの影響を与えました。
そんな中で話題になったサービス、「00000JAPAN」についてご紹介したいと思います。
主に地震や豪雨など、各地で災害が発生した時に無料開放される公衆Wi-Fiを「00000JAPAN」と呼びます。
読み方は「ファイブゼロジャパン」です。
どこかで聞いた事があるかも?という方も少なくないと思います。
「00000JAPAN」は、docomo・au・ソフトバンクの携帯大手3キャリアが、大規模な災害が発生した時に無料開放する公衆無線LANサービスです。
サービスの提供エリア内で、スマホやタブレットのWi-Fi機能をオンにして、Wi-Fiネットワークから「00000JAPAN」を選択するだけで、面倒な設定やパスワードは不要ですぐに利用出来ます。
ただ、あくまでも災害時用となるため、提供は期間限定となります。
2011年に起きた東日本大震災をきっかけに各方面の調整を進め、2014年5月にガイドラインが制定されました。
実際に運用が始まったのは、2016年4月に起きた熊本地震からで、徐々に認知度もアップしていき、今では地震や豪雨災害では欠かせないサービスとなっています。
今回、KDDIの通信障害が当初の想定以上に長引いた事で、「00000JAPAN」の解放を求める声が多くあがりました。
結果として解放される事はありませんでしたが、存在を知っておくことで今後役に立つ時があるかもしれませんので、覚えておいて損はないでしょう。